2011年06月18日

サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録(金田達也)



<サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録> 作:金田達也

時は大航海時代。
日本にも世界各国から船舶がやってきて貿易を行っています。
好奇心旺盛な少年・播磨晴信は播磨家の当主ですが、西方の羅馬(ローマ)へキリスト教の使節団を送る事になり、それに乗じて己の見聞を広めるために自身が世界への旅に出るのですが・・・。

「あやかし堂のホウライ」「キミタカの当破」の金田達也さんの最新作です。
あいかわらず、この人の描く少年漫画は熱くて良いです。
「熱を持った少年漫画」は読んでて心に残りますね。

主人公の播磨と、付き人である忍者の桃十郎のコンビがほどよい陰と陽になっているのがいいですね。
それぞれが各々に対していい感じで影響を与えあっています。

戦闘シーンなども、少年漫画ならではの「はったり」が利いています。
主人公の播磨は、空間認識能力が高く、それで窮地を脱したりします。
アクションシーンの描画も絵に躍動感があって良いです。

「なんか面白い少年漫画ない?」という方には「とりあえずこの漫画を1巻だけでもいいので読んでみて!!」と言いたいですね。
1巻からすでに名シーンがあって心を動かされました。(特に126ページ)

あと同作者の「あやかし堂のホウライ」「キミタカの当破」もおすすめですよ。

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(「サムライラガッツィ」レビュー一覧)


posted by mangasany at 15:13| 漫画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハトのおよめさん(ハグキ)



<ハトのおよめさん> 作:ハグキ
アフタヌーンで連載中の作品です。

この漫画はあう人・あわない人の落差が激しいと思いますが、あう人にはめちゃくちゃ面白いギャグ漫画です。
毎回アフタヌーンで読んで大笑いさせてもらっています。
呼吸困難になるくらい馬鹿笑いすることも。

「なんでこの時にこのキャラにこのセリフを言わせるの?(笑)」と、『場にそぐわないセリフ』がそこかしこに登場するのですが、それがめちゃくちゃ面白いんですよね。
セリフまわしで笑わされるという点では、ながいけんさんの「神聖モテモテ王国」に似てるかもしれません。

「めちゃくちゃ面白いギャグ漫画ない?」という方には是非ともオススメしたい作品です。
ただし、ギャグの個性が強すぎるため、アフタヌーンを何回か立ち読みして自分に合うかどうかをしっかり見極めてから手を出すといいでしょう。

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posted by mangasany at 14:46| 漫画(ハ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吉田家のちすじ(中島守男)



<吉田家のちすじ> 作:中島守男
アフタヌーンで連載されていた漫画。

吉田家に後妻としてやってきた若妻・多香子さん。
むっちりボディに魅かれた吉田家の面々(夫、血のつながってない子ども、夫の親、夫の祖父)とで折なすショートコメディ。

一話一話が短めのページ数で構成されています。
アフタヌーンでは箸休め的な作品でした。
ギャグも大笑いするというタイプではなく、クスリと笑う系といいますか。

個人的にはそんなに「来る」ものは無かったのですが、主人公の多香子さんがわりとむちむちボディで、色気を漂わせています。
その手のが好きな人にはツボなのかもしれません。
(アマゾン見ると、意外というと失礼かもしれませんが、レビューでの評価は高いですね)

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posted by mangasany at 14:28| 漫画(ヤ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

からん(木村紺)



<からん> 作:木村紺
アフタヌーンで連載されていた柔道漫画。

「神戸在住」で独特の情緒ある漫画を描かれた木村紺さん。
「巨娘」というはっちゃけた作品も一時連載するも、それを途中で投げ出して(?)連載を開始したのがこの漫画です。
(*巨娘はまた連載を再開するようです)

中学時代に柔道でそれなりの成績を収めた高瀬雅は、京都にある望月女学院高校へ入学します。
そこで小柄な九条京という少女と出会いますが、その少女は柔道をやった経験が無いのに、天性の体感(運動神経とでも言うべきか)の良さでどんどん己の才能を伸ばしていき・・・・。

神戸在住とは作風が違いますが、一話一話キャラのかけあいがなかなか面白いです。
登場するキャラ達もそれぞれ個性があり、自分的にはゴリラみたいな女主将のキャラが特にお気に入りです。(四巻表紙左下の女性)
それと同時に、少しずつ花開いていく京の成長物語も楽しめます。
連載最後の方はやや鳥肌が立つシーンがあったのですが、「これから」というところで連載が終わってしまったのが非常に残念なところ。

正直連載はもうちょっと続いて欲しかったという気持ちもありますが、一話一話が面白かったため、わりと満足度が高い作品でした。

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posted by mangasany at 14:12| 漫画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月01日

AKABOSHI−異聞水滸伝−(天野洋一)



<AKABOSHI−異聞水滸伝−> 作:天野洋一
少年ジャンプで連載されていた作品。

タイトルでわかると思いますが、水滸伝をベースに、かなりアレンジした少年漫画です。
キャラデザインとか設定は、少年漫画としてはそんなに悪くはないと思いました。

色々いる水滸伝のキャラの中で、戴宗を主役にしたというのはちょっと変わってますね。
横山光輝版水滸伝では、高速歩行ができるキャラとしてわりと活躍するものの、風貌からかなり地味だったあの戴宗が主人公ですよ。
こっちの戴宗はかなり横柄で、見た目もインパクトのあるデザインとなっています。

人気取れるほどの内容ではなかったため、短期で打ち切りとなってしまいました。
個人的にはこの作者さんは作画レベルがめちゃくちゃ高い部類の人だと思います。
面白い話が書ける原作者とタッグを組み、作画にのみ専念すれば、デスノートやヒカルの碁の小畑健さんのように成功しそうな気がするのですが・・・。

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posted by mangasany at 23:33| 漫画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オクターヴ(秋山はる)



<オクターヴ> 作:秋山はる
主人公の宮下雪乃は元アイドル。
子どもの頃から夢だったアイドルになるも、結局鳴かず飛ばずでじきに引退。
紆余曲折を経て、昔所属していた芸能事務所のマネージャー見習いとして働いています。
そんな彼女が作曲家である岩井節子という女性と出会い……。

「すずめすずなり」というアパート漫画をアフタヌーンで連載していた秋山はるさんが、同誌に戻ってきて連載したのが本作です。
端的に言うとレズものですね。
最初から肉体関係を持ってしまうのでプラトニック(精神的)なつきあいのみの百合物ではなく、レズものではあるのですが、「綺麗なレズもの」を作者さん的には描きたかったのではないでしょうか。

清潔感ある絵柄で、節子に惹かれる雪乃の姿、そしてそれによって周り(雪乃の知り合いや田舎の家族など)がどういう反応をしてしまうのか、変わっていくのかなどが丁寧に描かれていきます。

アフタヌーンでは連載が終了し、コミックスも6巻で完結となってしまいました。
個人的には、節子の弟がなかなか味のあるキャラだったので、もうちょっと出番を増やして欲しかった気がします。

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posted by mangasany at 23:13| 漫画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エニグマ(榊健滋)


<エニグマ> 作:榊健滋
エニグマという謎の人物(?)に学校をベースとした異空間に閉じ込められた主人公ら高校生達の脱出劇を描くサスペンスもの。

少年ジャンプで連載中の本作は、デスノートのような読者を引き込むサスペンスものを編集部的には企画したのでしょうが、いかんせん作者および編集者の力量が全然足りず、「サスペンス」と呼ぶにはおこがましいほどのひどいできの漫画になってしまっています。
主人公達がピンチに陥るも、読者が呆れるような脱出方法連発・カタルシスを微塵も感じさせないがっかりクリア方法ばかりで、「このサスペンス漫画がひどい!!」みたいなランキングがあったら余裕で上位に入賞しそうです。

他の漫画から失敬したような設定や能力、シチュエーションがあったりするのも個人的にマイナス。
それを上手く調理してオリジナルよりも面白くしてるならともかく、大幅に劣化させては……。
主人公の独特の口調(「〜のだ!!」)も、痛い。

絵だけはそれなりのレベルであるものの、漫画としては全然面白くないという残念な作品になっています。
ジャンプで数年前にやっていた超駄作漫画ブルードラゴン ラル・グラド(作画が小畑健さんだったので、『絵だけ』は良かった)を彷彿とさせるダメ漫画です。

ちなみに作者さんは、ピューと吹くジャガーのうすた京介さんの奥さんだったりします。

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↑上記アマゾンのレビューでも、本当にさんざんな評価(レビュー)ばかりになっているという……。

posted by mangasany at 22:50| 漫画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LOCK ON!(土田健太)


<LOCK ON!> 作:土田健太

主人公の真田映(さなだ うつる)は、特殊な眼を持っており、学生でありながらその特技を生かしてプロのカメラマンとして活躍しています。
転校先の高校で彼は栗原ニコという、ちょっと気の強い美少女に出会い一目ぼれしてしまい・・・。

週刊少年ジャンプで連載されていた作品。
人気が取れずに短期で打ち切りとあいなりました。

漫画としてはちょっといまいちだったので、まぁ打ち切りも仕方ないかなぁとは思います。
ただ、個人的にはヒロインニコのあの普段の気の強さと、時折みせる照れや恥じらいの仕草のギャップ(デレではなく恥じらいなので、一般的なツンデレというのとはちょっと違うかな?)がかなりツボに入ってしまいました。
で、ジャンプ本誌で読んでましたが、後で結局コミックスも集める事に。
この漫画は今後も時々読み返してニヤニヤしそうです。

プロトタイプ版である読みきり版LOCK ONが単行本には収録されていないのが残念なところです。
一応当時の読みきり版を切り抜きしておいて正解でした。


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posted by mangasany at 18:51| 漫画(ラ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

巨娘(木村紺 )


<巨娘> 作:木村紺

「神戸在住」の木村紺さんがアフタヌーンに帰ってきて連載を開始した本作は、「神戸在住と同じ作者さんの漫画?」と疑ってしまうほどの作品です。
神戸在住が心にしんみり染み渡る情緒ある作品だったのに、まさか同じ作者さんから180度作風が異なるこんなパワフルな作品が生まれるとは・・・。
(アフタヌーン巻末の「アメゾ」のコーナーの作者コメントで時々ギャグはやっていたものの・・・)

焼き鳥のチェーン店「鳥吉」四号店で店長を務めるジョーさんは、180cm超の長身女性。
パワフルな言動、ジャイアンみたいな己主義で、まわりを振り回しつつ生きています。
ジョーさんの相棒にも個性が強すぎる人が多い。(料理人の人が特にやばい・・・)

なかなか面白いギャグ漫画なのでおすすめ・・・・と言いたいところですが、連載の方がアフタヌーンでしばらく連載した後、good!アフタヌーンに掲載誌を移し、そちらもやがて掲載されなくなってしまい宙に浮いた状態です。
現在木村紺さんはアフタヌーン本誌で柔道漫画「からん」を連載していて、そちらの製作に力を入れるようになってからはこの巨娘の方は残念ながら連載中断状態に・・・。


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posted by mangasany at 18:28| 漫画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シムーン


<シムーン>

独特の世界観で構成された異世界ファンタジーもの。

この世界の人間は全員が女性体で生まれ、成人の儀式的な感じで「泉へ行って洗礼を受ける」事で、女性として成人するか、男性として成人するかを選ぶ事になります。
元が女性なためか、成人後に『男性』となった人たちは、風貌は男なのに宝塚のように女性ボイスなのが違和感ありましたね。

泉へ行く適齢期になった主人公のアーエルや仲間の少女達は戦争のために泉へは行かず、シムーンという戦闘機に『巫女』として乗り込む事になります。
独特の航跡を大空に描くと、テンプスパティウム(神)に祈りが届いて、敵戦闘機を一気に破壊できるという変わった戦いが繰り広げられます。

このアニメの全体的な感想は、「世界観が独特なだけのアニメで終わってしまった」というところでしょうか。
ストーリーやキャラクターの心情表現はいまいちで、それらに引き込まれる事はありませんでした。
もう少し良質な脚本をかける方をスタッフにするなどした方が良かったのではないでしょうか。

作画については、上記記載のDVDのパッケージでは作画クオリティが高そうに見えますが、アニメ本編の作画は安定しておらず、特に一部の回ではかなり悪く、顔などのパーツバランスがおかしいシーンがそこかしこに。

アニメ本編の方は残念な出来でしたが、本作のOPだけはかなり評価できる出来で、アニメ史に残るほどのものだと思います。

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(「シムーン」レビュー一覧)


アマゾンのレビューとかでは意外に評価高いみたいなんですよね……。

posted by mangasany at 18:13| アニメ(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする